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文献詳細

雑誌文献

臨床検査34巻3号

1990年03月発行

文献概要

資料

カンジダ抗原検出法としてのCAND-TECの有用性

著者: 相原守夫1 沢田美彦1 高見秀樹1 駒井立子1 工藤育男1 齋藤太郎1 山田康秀1 吉田豊1

所属機関: 1弘前大学医学部第一内科学教室

ページ範囲:P.367 - P.370

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 血液疾患,固形腫瘍を有する症例で重症感染症を伴った患者56例を対象とし,ラテックス凝集法による半定量法(CAND-TEC:CA)にて血中カンジダ抗原を検査した.全身カンジダ症およびカンジダ症疑例34例ではCA陽性71%,非カンジダ症22例ではCA陰性82%であった.CA力価8倍陽性例では,2倍陽性例に比しリンパ球数が低値であった.CAND-TEC法は容易かつ迅速で,カンジダ感染症の臨床検査として有用と思われる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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