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今月の主題 結核菌と非定型抗酸菌をめぐって 病態解説
抗酸菌症の臨床
著者: 山本正彦1
所属機関: 1名古屋市立大学医学部第二内科学教室
ページ範囲:P.413 - P.417
文献購入ページに移動 わが国の結核は順調に減少しているが,若年層にみられる減少率の低下,集団感染の多発などの問題がある.治療についてもなお多くの問題があり,結核が制圧されるのは2050年と予想され,今後の取り組みを弱めてはならない.
非定型抗酸菌症については結核の減少に反して増加しており,その多様化とともに今後大きな問題となると思われる.M.avium complexの治療は未解決であり,今後の努力を必要とする.本稿では両疾患の臨床の概要を,問題点を中心に述べた.
非定型抗酸菌症については結核の減少に反して増加しており,その多様化とともに今後大きな問題となると思われる.M.avium complexの治療は未解決であり,今後の努力を必要とする.本稿では両疾患の臨床の概要を,問題点を中心に述べた.
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