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文献詳細

雑誌文献

臨床検査34巻4号

1990年04月発行

今月の主題 結核菌と非定型抗酸菌をめぐって

病態解説

抗酸菌症の病理像

著者: 田島洋1

所属機関: 1国立療養所中野病院

ページ範囲:P.418 - P.424

文献概要

 抗酸菌症は抗酸菌による疾患全部を総称する病名であるが,結核症と非定型抗酸菌症が代表である.これら1群の疾患は類上皮細胞肉芽腫という非常に特異的な病理像を共有するが,菌の病原性や毒力と生体との関連から病像や病理像に多少の相違があることを述べた.結核症において重要なことは,その「感染」と「発病」を分離する病理像が認められ,「初感染発病学説」が確立していることである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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