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今月の主題 結核菌と非定型抗酸菌をめぐって 病態解説
抗酸菌症の病理像
著者: 田島洋1
所属機関: 1国立療養所中野病院
ページ範囲:P.418 - P.424
文献購入ページに移動 抗酸菌症は抗酸菌による疾患全部を総称する病名であるが,結核症と非定型抗酸菌症が代表である.これら1群の疾患は類上皮細胞肉芽腫という非常に特異的な病理像を共有するが,菌の病原性や毒力と生体との関連から病像や病理像に多少の相違があることを述べた.結核症において重要なことは,その「感染」と「発病」を分離する病理像が認められ,「初感染発病学説」が確立していることである.
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