icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床検査34巻4号

1990年04月発行

文献概要

資料

カラムを用いた酵素法による血中ポリアミン測定キットの基礎的検討

著者: 鈴木久美子1 眞重文子1 花博一1 大久保滋夫1 亀井幸子1 大久保昭行1

所属機関: 1東京大学医学部附属病院検査部

ページ範囲:P.485 - P.488

文献購入ページに移動
 抽出カラムを用いた酵素法による血中ポリアミン測定用キットが開発された.本キットは,カラムを用いて血液から抽出したポリアミンに,プトレッシンオキシダーゼおよびカラスムギ由来のポリアミンオキシダーゼを同時に作用させ,生じる過酸化水素を赤色キノンとして比色定量する方法である.今回,本法の基礎的検討を行ったところ,測定精度,回収試験,従来法との相関とも良好な結果を得た.また抽出にカラムを用いて行うため,共存物質の影響も認められず,本法が血中ポリアミン測定法として優れた方法であることが確認された.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?