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文献詳細

雑誌文献

臨床検査34巻5号

1990年05月発行

文献概要

今月の主題 生殖 技術解説

ホルモン検査―男性

著者: 東四雄1 大島博幸1

所属機関: 1東京医科歯科大学医学部泌尿器科学教室

ページ範囲:P.526 - P.530

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 精巣における精子形成は,間脳―下垂体―精巣系と,精巣内のライディッヒ細胞,セルトリ細胞,精細胞の各相互作用によって調節されている.これらの機能を反映する諸ホルモンのうち,現在一般的に測定されているのは,性腺刺激ホルモンとテストステロン(T)である.インヒビンの測定はほどなく実用化されると思われる.性腺刺激ホルモンの測定法の主流は,現在,尿由来性腺刺激ホルモンを標準としたラジオイムノアッセイ(RIA)であるが,下垂体性腺刺激ホルモンを標準としたイムノラジオメトリックアッセイ(IRMA)法に変わろうとしている.テストステロンの測定はコンペテイティブRIA法が行われているが,特異性の向上と手技の簡便さを求めて改良がなされてきている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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