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文献詳細

雑誌文献

臨床検査34巻5号

1990年05月発行

文献概要

今月の主題 生殖 技術解説

子宮頸管粘液の検査

著者: 平野睦男1

所属機関: 1東北大学医学部附属病院分娩部

ページ範囲:P.541 - P.546

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 頸管粘液は,卵巣から分泌される卵胞ホルモンおよび黄体ホルモンの推移を反映して周期的変化を示すため,頸管粘液検査は基礎体温測定とともに,日常診療における簡便かつ有用な卵巣機能検査法である.一方,妊娠が成立するためには精子が頸管内を通過して上昇する必要があり,したがって頸管粘液の精子に対する適合性の検査は,不妊夫婦の診断・治療のためきわめて重要視されている.このような観点から,卵巣機能検査法の1つとしての頸管粘液検査法について述べ,さらに頸管粘液の精子に対する適合試験として,フーナー試験,ミラー・クルツロック試験およびクレーマー試験について述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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