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文献詳細

雑誌文献

臨床検査34巻5号

1990年05月発行

文献概要

今月の主題 生殖 技術解説

ホルモン検査―女性

著者: 玉田太朗1

所属機関: 1自治医科大学産科婦人科学教室

ページ範囲:P.547 - P.550

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 女性の性機能に関するホルモン検査といっても,その範囲は非常に広い.本稿では,検査の臨床的な意義および適応を主として述べた.
 女性の性機能に関するホルモンは,小児期および閉経後の比較的変動が少ない時期と,毎月来る月経に象徴される変動の激しい性成熟期とでは,まったく様子が違ってくる.変動が少ない時期では随時の1回の測定で診断が可能であるが,性成熟期では測定の時期により,ホルモン値が大きく変わる可能性があり,これが内科などのホルモン検査との最大の違いである.したがって,まず思春期と性成熟期の正常変動を解説し,それに基づき異常者における検査の適応を考えた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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