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文献詳細

雑誌文献

臨床検査34巻5号

1990年05月発行

今月の主題 生殖

話題

性決定因子とH-Y抗原,SDM抗原

著者: 長井幸史1

所属機関: 1福井医科大学生物学教室

ページ範囲:P.555 - P.559

文献概要

 哺乳類の胚発生における性分化の基本型は雌である.Y染色体にある性決定因子が働くと,このプランが変更されて雄になる.マウスで発見されたH-Y抗原は,Y染色体に座位をもつ雄に特異的な組織適合性抗原である.その発現様式と進化上の保存性に基づいて,この抗原が性決定因子のつくる産物であるとする「H-Y抗原精巣形成支配仮説」が提唱されてから15年になった.抗原分子の異同,血清学的テスト,仮説のその後について解説した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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