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今月の主題 生殖 話題
習慣流産と抗リン脂質抗体
著者: 小池隆夫1
所属機関: 1千葉大学医学部第二内科学教室
ページ範囲:P.573 - P.575
文献購入ページに移動 全身性エリテマトーデス(SLE)に代表される膠原病患者には,健常人に比べて習慣流産の多いことが知られている.最近,このような習慣流産をくり返す患者血液中に,リン脂質に対する抗体(ループスアンチコアグラント,抗カルジオリピン抗体)が高頻度に検出されることが明らかとなってきた.また,このような患者は習慣流産以外に,動静脈血栓症,種々の神経症状ならびに血小板減少を認めることが多く,"抗リン脂質抗体症候群"とよぶことが提唱されている.
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