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今月の主題 フローサイトメトリー 技術解説
細胞表面抗原染色法
著者: 高瀬浩造1
所属機関: 1東京医科歯科大学医学部小児科学教室
ページ範囲:P.654 - P.660
文献購入ページに移動 細胞表面抗原分析における染色操作は特に重要なステップであり,検討に値する部分である.末梢血リンパ球サブセット分析と腫瘍細胞表面マーカー分析ではいくつかの違いがあるが染色法そのものは共通であり,どちらにも対応できるだけの方法論の検討と問題点の洗い出しが必要である.染色操作の中で特に問題となるステップは,特に非特異反応の対策と実際の抗体の選択である.また,将来的な精度管理に関連して各種コントロールの意義の認識およびその設定方法の確立が重要である.なお読者の利用の便を考え,実際の表面抗原分析に際して発生しうる問題についてのQ&Aもあげた.
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