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文献詳細

雑誌文献

臨床検査34巻8号

1990年08月発行

文献概要

今月の主題 レセプター 技術解説

LDLレセプター

著者: 船橋徹1 松沢佑次1

所属機関: 1大阪大学医学部第二内科学教室

ページ範囲:P.921 - P.927

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 LDLレセプターはLDLを細胞内に取り込み細胞内コレステロール量の調節に重要な役割を担っている.LDLレセプターの機能異常は血中におけるLDLの貯留を生じさせ,遺伝的なLDLレセプターの欠損または変異によって動脈硬化を高率に合併する家族性高コレステロール血症(FH)を発症させることが知られている.臨床的にはLDLレセプター活性を測定することはFHの診断に必要であるのみならず,その臨床像を理解するうえで重要である.さらにLDLレセプター遺伝子の解析により,その構造と機能の関連が明らかにされつつあり,これらの結果は今後臨床面への応用も期待できるものと思われる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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