文献詳細
今月の主題 レセプター
病態解説
文献概要
ウイルス感染増殖は,一般にウイルスと細胞表面レセプターとの特異的結合をもってはじまる.しかし,そのレセプターの発現は,細胞,組織,動物種によって一様でなく,さらに,あるウイルスに対するレセプターは一種類とは限らない.また,ウイル特異的レセプター以外に,Fcレセプターを介する感染様式があることも多くのウイルス感染モデルで証明されている.
遺伝子工学的手法を導入した最近の分子生物学的研究は,レセプターの分子構造を明らかにし,ウイルス粒子との結合メカニズムを分子レベルで解明しつつある.HIV感染の研究から,そのレセプター(CD4分子)を感染の予防・治療に応用しようとする実践的研究も進展しつつある.
遺伝子工学的手法を導入した最近の分子生物学的研究は,レセプターの分子構造を明らかにし,ウイルス粒子との結合メカニズムを分子レベルで解明しつつある.HIV感染の研究から,そのレセプター(CD4分子)を感染の予防・治療に応用しようとする実践的研究も進展しつつある.
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