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病態解説
文献概要
サイトカインは,細胞の増殖や分化を調節する因子として,免疫,造血系に広く作用する.なかでもIL-2は,免疫反応の調節,ことにT細胞の調節や分化をつかさどる因子として1970年代から研究されてきた.分子生物学的手法の導入によってIL-2,IL-2レセプター系と自己免疫疾患,癌などとの関連を示唆する報告も相次いでいる.本稿ではサイトカインレセプターと免疫異常の関連について,IL-2,IL-2レセプター系を中心に概説したい.
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