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文献詳細

雑誌文献

臨床検査34巻8号

1990年08月発行

文献概要

今月の主題 レセプター 病態解説

成長因子とレセプター―特に腫瘍との関連について

著者: 宮地幸隆1 庄司享1 寺園崇1 入江実1

所属機関: 1東邦大学医学部第一内科学教室

ページ範囲:P.959 - P.964

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 ヒトEGFレセプターは,全アミノ酸構成が明らかにされた,分子量170Kの糖蛋白である.EGFはEGFレセプターを介して多くの腫瘍の増殖や悪性化との関係が示唆されている,hCG産生腫瘍はEGFレセプターに富み,ヌードマウスに移殖したhCG産生腫瘍は,投与するEGFの濃度により腫瘍の増殖を促進あるいは抑制するbiphasicなeffectを示す.このeffectはEGFレセプターmRNAのexpressionを介してEGFレセプター量を増減することによると思われる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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