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文献詳細

雑誌文献

臨床検査34巻8号

1990年08月発行

文献概要

研究

短潜時体性感覚誘発電位(SSEP)の計測に影響を与える因子について

著者: 今本真弓1 脇英彦1 吉田裕紀子1 伊藤嘉子1 田島諭1 坂本善弘1 星田徹2

所属機関: 1大阪警察病院研究検査科 2

ページ範囲:P.991 - P.994

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 SSEP検査において,健常人72例を対象とし各頂点潜時ならびに申枢伝導時間(CCT)を指標に用い,SSEP計測時の年齢,性差,身長の影響を検討した.その結果,各頂点潜時は身長の増高および身長を考慮した場合の加齢とともに延長した.また,身長を考慮した場合,性差による差異はなかった.CCTは,加齢とともに延長した.以上の原因として末梢神経の伝導距離および加齢による末梢,中枢神経系の伝導遅延が考えられた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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