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文献詳細

雑誌文献

臨床検査34巻8号

1990年08月発行

文献概要

資料

妊婦における抗HTLV-I抗体スクリーニングと確認試験の簡略化について―EIA法,inhibition EIA法,WB法,lF法からの検討

著者: 安藤良弥1 垣本和宏1 谷川拓男1 古木和夫1 橋本平嗣1 森山郁子1 一條元彦1

所属機関: 1奈良県立医科大学産婦人科

ページ範囲:P.1003 - P.1006

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 妊婦におけるヒトT細胞白血病ウイルス(HTLV-1)に対する抗体(抗HTLV-1抗体)の測定をEIA法,inhibition EIA法,ウェスタンブロッティング法(WB法),一部についてはIF法により行った.健常妊婦11863例を一次スクリーニングとしてEIA海により検索した結果,うち69例が陽性と判定されたが,これらの検体をinhibition EIA,WB法により再度検討を加えると,カットオフ・インデックス5以上の検体はすべてWB法も陽性であり,カットオフ・インデックス1~5の検体についてはinhibition rateが70%以上の検体ではWB法でも陽性であった.EIA法におけるカットオフ・インデックス1~5の検体についてはinhibition EIAでinhibition rateが70%以上の検体は確認試験をすることなく陽性と断定可能と考えられた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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