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文献詳細

雑誌文献

臨床検査35巻10号

1991年10月発行

文献概要

今月の主題 膵疾患と臨床検査 巻頭言

膵疾患と臨床検査

著者: 馬場茂明12

所属機関: 1神戸大学 2兵庫県立成人病臨床研究所

ページ範囲:P.1033 - P.1033

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 膵疾患の診断と治療は急速な技術的進歩を遂げ,本疾病の発見を多くしたほか,膵疾患自体についてもライフ・スタイルの変化,食生活,環境などの変化によって患者数の増加も目だってきた.特に日本人については重要な疾患の1つとなってきた.
 膵疾患をみるうえで,膵としての機能を指標とすることが古くより用いられてきた.なかでも膵関連酵素であるアミラーゼ,リパーゼなどの測定の診断的意義は今なお最重要な指標として変わりがないが,新しい関連酵素,特に膵エラスターゼ,プロリールヒドロキシラーゼ,ホスフォリパーゼA2などの臨床的意義がしだいに明らかになってきた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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