文献詳細
文献概要
今月の主題 膵疾患と臨床検査 総説
膵疾患診断法の進歩
著者: 佐藤壽雄1 武田和憲2
所属機関: 1仙台赤十字病院 2東北大学医学部第一外科学教室
ページ範囲:P.1037 - P.1040
文献購入ページに移動 膵外分泌機能検査法が普及し,さらに膵管造影法などの各種画像診断法の開発により,膵疾患の診断は飛躍的に進歩した.最近はMRIやポジトロンCTなども広く用いられようとしている.一方,膵酵素測定法も進歩し,膵炎のみならず,膵癌の診断にも一部用いられている.膵癌の腫瘍マーカーは各種のものが取りあげられ,それらの組み合わせによって,診断のみならず治療の手段にも用いられている.最近は膵外分泌機能調節ペプチドが次々と解明され,興味ある話題を提供している.
掲載誌情報