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文献詳細

雑誌文献

臨床検査35巻10号

1991年10月発行

文献概要

今月の主題 膵疾患と臨床検査 解説

膵関連酵素・1 膵エラスターゼ

著者: 木村寿成1 伊藤鉄英1 名和田新1

所属機関: 1九州大学医学部第三内科学教室

ページ範囲:P.1045 - P.1049

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 膵エラスターゼの酵素活性測定法,免疫学的測定法,血中存在様式および血中免疫活性について,また臨床的には膵液中エラスターゼの酵素活性測定および血清エラスターゼ1の有用性について述べた.血清エラスターゼ1は膵炎では他の膵酵素に比し,膵特異性に富み,病態に一致して推移し,経過観察に有用である.また,膵癌では他の腫瘍マーカーと比較し,随伴性膵炎を反映して比較的早期に長期間上昇し,切除可能な膵癌のスクリーニングに有用である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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