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今月の主題 膵疾患と臨床検査 解説
膵外分泌機能調節ペプチド・3 Pancreatic Polypeptide
著者: 白鳥敬子1
所属機関: 1東京女子医科大学附属消化器病早期がんセンター消化器内科学
ページ範囲:P.1077 - P.1080
文献購入ページに移動 36個のアミノ酸より成るpancreatic polypeptide(PP)は,インスリン,グルカゴンなどと並ぶ膵ホルモンの1つで,食餌刺激,迷走神経刺激などで血中へ遊離し,膵外分泌を抑制する.PPは頭相,胃相,腸相のいずれでも放出されるが,コリン作動性神経が重要な役割を果たしている.また,慢性膵炎患者ではPP放出が減少しており,膵外分泌機能を反映すると考えられる.一方,膵内分泌腫瘍の患者では血中PPが高値を示すことが多い.
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