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文献詳細

雑誌文献

臨床検査35巻10号

1991年10月発行

文献概要

今月の主題 膵疾患と臨床検査 解説

膵外分泌機能調節ペプチド・4 神経ペプチド7B2

著者: 井口東郎1 船越顕博2 若杉英之2 安部宗顕3

所属機関: 1国立病院九州がんセンター臨床研究部生化学部門 2国立病院九州がんセンター消化器内科 3飯塚病院

ページ範囲:P.1081 - P.1085

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 7B2は下垂体より単離された分子量20~21kDaの蛋白質で,ヒトやラットでは神経内分泌組織を中心に体内に広く分布している.膵臓においてはラ氏島に7B2局在がみられ,膵ラ氏島腫瘍患者における高頻度の血中7B2濃度上昇が認められた.とりわけ非機能性腫瘍における血中7B2上昇が注目され,膵ラ氏島非機能性腫瘍マーカーとしての臨床応用が期待される.7B2の生理的機能については不明で,今後の解明が待たれている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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