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文献詳細

雑誌文献

臨床検査35巻10号

1991年10月発行

文献概要

資料

HCV抗体測定上の問題点―特にパラプロテインの干渉時

著者: 吉木景子1 西村要子1 松崎博充2 山口一成1 岡部健一3 土岐博信3 高月清2

所属機関: 1熊本大学医学部附属病院輸血部 2熊本大学医学部第二内科 3四国がんセンター内科

ページ範囲:P.1115 - P.1117

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 多発性骨髄腫患者血清43例中のHCV抗体をオーソ,アボットELISA,カイロンRIBA,アボットinhibition,ダイナボットPHA法の5法でスクリーニングを行い,ELISA法で偽陽性が生じやすいことを確認した.5法とも陽性を示した2例についてPCR法で行った結果,1例のみが陽性であった.このことにより,現在のHCV抗体測定にはまだ特異性において不十分な点が多くPCR法などの確認の心要性があることが示唆された.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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