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文献概要
特集 アレルギーと自己免疫 I.免疫機能―最近の進歩 4.免疫応答とその調節
2)細胞性免疫とその調節
著者: 中村玲子1
所属機関: 1国立予防衛生研究所細胞免疫部結核室
ページ範囲:P.41 - P.43
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細胞性免疫とはエフェクター機構が細胞によって担われている免疫応答で,IV型アレルギー反応と総称されている.血中抗体は関与しない.反応は抗原特異的なT細胞が抗原を認識することが引き金となって起こるが,最終的なエフェクターがリンホカインによって活性化されたマクロファージである場合と,T細胞自身である場合に大別できる,前者には遅延型アレルギー反応,細胞内寄生菌に対する感染抵抗性などが,後者には移植片拒絶反応,抗腫瘍免疫などの組織・細胞傷害反応が含まれる.それらを表4に示す1).
細胞性免疫とはエフェクター機構が細胞によって担われている免疫応答で,IV型アレルギー反応と総称されている.血中抗体は関与しない.反応は抗原特異的なT細胞が抗原を認識することが引き金となって起こるが,最終的なエフェクターがリンホカインによって活性化されたマクロファージである場合と,T細胞自身である場合に大別できる,前者には遅延型アレルギー反応,細胞内寄生菌に対する感染抵抗性などが,後者には移植片拒絶反応,抗腫瘍免疫などの組織・細胞傷害反応が含まれる.それらを表4に示す1).
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