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特集 アレルギーと自己免疫 I.免疫機能―最近の進歩 6.アレルギーの成立
1)アレルギーの化学伝達物質
著者: 木原英利1 森田寛1
所属機関: 1東京大学医学部物療内科
ページ範囲:P.56 - P.58
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アレルギーとは,過度で不適当な免疫反応が引き起こす組織障害の総称である.CoombsとGellはアレルギーをその機序によってI~IV型に分類した.現在,アレルギーにこれらの機序が独立して関与していることはむしろ少ないと考えられているが,本稿では特にI型アレルギー反応においてトリガーとして働くマスト細胞から遊離される化学伝達物質に焦点を絞って概説する.
アレルギーとは,過度で不適当な免疫反応が引き起こす組織障害の総称である.CoombsとGellはアレルギーをその機序によってI~IV型に分類した.現在,アレルギーにこれらの機序が独立して関与していることはむしろ少ないと考えられているが,本稿では特にI型アレルギー反応においてトリガーとして働くマスト細胞から遊離される化学伝達物質に焦点を絞って概説する.
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