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文献詳細

雑誌文献

臨床検査35巻12号

1991年11月発行

文献概要

特集 アレルギーと自己免疫 II.アレルギー疾患 2.アレルギー疾患に共通の検査

3)パッチテスト

著者: 田所憲治1

所属機関: 1東京大学医学部物療内科

ページ範囲:P.84 - P.85

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■抗触性皮膚炎
 ある物質が皮膚に接触した後,接触した皮膚に比較的限局して発生した皮膚反応(紅斑,浮腫,丘疹,小水痕などが単独にあるいは混在する湿疹反応であることが多い)を接触性皮膚炎(contact dermatitis)という.
 接触性皮膚炎はその機序によりアレルギー性皮膚炎(allergic contact dermatitis)と,物質の刺激による一次性刺激性皮膚炎(primary irritant dermatitis)に分けられる.前者は,細胞性免疫を介する遅延型アレルギーをその主な機序としている.これに対し,接触後5~30分で膨疹発赤反応を生ずるものを接触性蕁麻疹(contact urticaria)といい,これには抗原に対するIgE抗体による即時型アレルギーによるものと,抗体を介さずヒスタミンなどの化学伝達物質(chemicalmediator)が遊離されることによる反応がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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