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文献詳細

雑誌文献

臨床検査35巻12号

1991年11月発行

文献概要

特集 アレルギーと自己免疫 II.アレルギー疾患 2.アレルギー疾患に共通の検査

7)ヒスタミン遊離試験

著者: 高石敏昭1

所属機関: 1東京大学医学部物療内科

ページ範囲:P.95 - P.96

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はじめに
 好塩基球,マスト細胞は,どちらも細胞膜表面上に高親和性のIgEレセプターを有している.そのレセプターにIgEが結合し,さらに当該抗原がIgEに結合することによってIgEレセプターの架橋が起こり,その後の一連の細胞内情報伝達機構の活性化を介して,最終的には化学伝達物質が放出されて1型アレルギーが発現する.
 細胞1個当たりのIgEレセプター数は,ヒト好塩基球で約30万個,ヒトマスト細胞(肺)で約80万個と計算されているが,ヒスタミン遊離反応が引き起こされるためには一部のレセプターに架橋が起これば十分である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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