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文献詳細

雑誌文献

臨床検査35巻12号

1991年11月発行

文献概要

特集 アレルギーと自己免疫 II.アレルギー疾患 3.アレルギー疾患と検査

6)食物アレルギー

著者: 向山徳子1

所属機関: 1同愛記念病院小児科

ページ範囲:P.127 - P.133

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はじめに
 食物あるいは食品添加物の摂取により生ずる異常反応は広くadverse reaction to foodsと称される.American Academy of Allergy and ImmunologyCommittee1)は食物に対するadverse reactionを表25のように分類し,そのうち食物あるいは食物に含まれている成分を摂取することによって起こる免疫反応を食物アレルギーとした.
 その発症機序はI型アレルギーのみならずIII型,IV型が関与していることもあり,また免疫学的機序だけでなく,生体側の消化管の透過性の状態や,感染,遺伝,酵素欠損などにより修飾されることも多く,検査方法の選択や検査データの解釈には十分考慮をはらう必要がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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