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文献詳細

雑誌文献

臨床検査35巻12号

1991年11月発行

特集 アレルギーと自己免疫

III.自己免疫疾患 2.自己免疫疾患の検査 2)リンパ球

(2)リンパ球幼若化試験

著者: 西成田進1

所属機関: 1日本大学医学部第一内科

ページ範囲:P.158 - P.159

文献概要

はじめに
 リンパ球は抗原やマイトーゲン(mitogen:リンパ球分裂促進物質)の刺激によりDNA合成を高めて分裂,増殖し,形態的にも幼若リンパ球に変化する.抗原やマイトーゲンの刺激はモノカイン産生,T細胞からのリンホカイン産生を高め,自身の芽球化を促進するとともにB細胞による抗体産生を増強する.リンパ球幼若化試験は,リンパ球を介した生体内の免疫状態を推測する検査法である.手技の詳細は成書に譲るが1),一般的には被検リンパ球を抗原やマイトーゲンとともに培養した後,リンパ球の反応を3H―サイミジンの取り込みによるDNA合成能で測定する.
 主なマイトーゲンとそれに反応するサブポピュレーション,サブセットを示す(表10).

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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