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特集 アレルギーと自己免疫 III.自己免疫疾患 2.自己免疫疾患の検査 3)HLA抗原
(3)MHCクラスIII
著者: 徳永勝士1
所属機関: 1東京大学医学部附属病院輸血部
ページ範囲:P.172 - P.174
文献購入ページに移動■MHCクラスIII遺伝子群
MHCクラスIIIという呼び名はもともと便宜的なものである.すなわち,6番染色体短腕上で狭義のHLA(クラスIおよびクラスII)遺伝子群の間に位置する遺伝子を総称したものである.その当時は,クラスIIIとしてB因子,C2,C4A,C4Bの補体遺伝子と21ヒドロキシラーゼ(21OHAおよびB)のみが知られていた.
ところが現在,これらの近傍に新しい遺伝子の存在が続々と報告されており,クラスIIIの定義に関して研究者の間に異論がある.つまり,補体(ここでは以後簡便のために,クラスIIIに属する補体成分を,単に"補体"と呼ぶ)と21OHだけをクラスIIIと考える研究者もあれば,クラスIとクラスIIの間に位置する遺伝子をすべて含めて考える研究者もある.統一見解に至るにはしばらく時間がかかると思われる.
MHCクラスIIIという呼び名はもともと便宜的なものである.すなわち,6番染色体短腕上で狭義のHLA(クラスIおよびクラスII)遺伝子群の間に位置する遺伝子を総称したものである.その当時は,クラスIIIとしてB因子,C2,C4A,C4Bの補体遺伝子と21ヒドロキシラーゼ(21OHAおよびB)のみが知られていた.
ところが現在,これらの近傍に新しい遺伝子の存在が続々と報告されており,クラスIIIの定義に関して研究者の間に異論がある.つまり,補体(ここでは以後簡便のために,クラスIIIに属する補体成分を,単に"補体"と呼ぶ)と21OHだけをクラスIIIと考える研究者もあれば,クラスIとクラスIIの間に位置する遺伝子をすべて含めて考える研究者もある.統一見解に至るにはしばらく時間がかかると思われる.
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