文献詳細
特集 アレルギーと自己免疫
III.自己免疫疾患 2.自己免疫疾患の検査 5)自己抗体
文献概要
はじめに
サイログロブリンは甲状腺濾胞コロイドの主成分で,分子量約65万の可溶性糖蛋白であり,正常人血清中にも10~40ng/mlの濃度で存在する.このサイログロブリンに対する自己抗体は,自己免疫性甲状腺疾患すなわちBasedow病,橋本病において高率に検出され,その診断にきわめて有用と考えられている1).
サイログロブリンは甲状腺濾胞コロイドの主成分で,分子量約65万の可溶性糖蛋白であり,正常人血清中にも10~40ng/mlの濃度で存在する.このサイログロブリンに対する自己抗体は,自己免疫性甲状腺疾患すなわちBasedow病,橋本病において高率に検出され,その診断にきわめて有用と考えられている1).
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