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文献詳細

雑誌文献

臨床検査35巻12号

1991年11月発行

文献概要

特集 アレルギーと自己免疫 III.自己免疫疾患 2.自己免疫疾患の検査 5)自己抗体

(25)抗白血球抗体(抗顆粒球抗体)

著者: 高本滋1

所属機関: 1東京都立駒込病院輸血科

ページ範囲:P.241 - P.243

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はじめに
 白血球はリンパ球,顆粒球,単球からなる不均一な集団の総称である.したがって抗白血球抗体という場合,共通抗原に対する抗体と各細胞に対する抗体の総称との2つの意味を持つ.しかし前者の例として確立されているのは抗HLA抗体だけであり,本稿では後者の意味に限定して話を進める.もっとも本号において,抗リンパ球抗体,抗好中球細胞質抗体については別項で解説されるため,これらについては割愛させていただく。また抗単球抗体は頻度も低く,臨床的な意義も十分解明されていないこともあり,詳細は他書1)に譲り,本稿では抗顆粒球抗体(anti-granulocyteantibody;AGA)について概説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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