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文献詳細

雑誌文献

臨床検査35巻12号

1991年11月発行

文献概要

特集 アレルギーと自己免疫 III.自己免疫疾患 2.自己免疫疾患の検査 5)自己抗体

(35)抗膵島細胞抗体

著者: 小林哲郎12

所属機関: 1虎の門病院内分泌代謝科 2冲中記念成人病研究所

ページ範囲:P.261 - P.265

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はじめに
 多くのI型糖尿病(インスリン依存型糖尿病,insulin-dependent diabetes mellitus;IDDM)は自己免疫的機序によりβ細胞が障害され発症することが明らかになっており,この際患者血中に検出される膵島細胞抗体(islet cell antibody;ICA)はβ細胞が破壊されている1つの指標として考えられている.また,I型かII型糖尿病(インスリン非依存型糖尿病;noninsulin-dependent diabetes mellitus;NIDDM)かの鑑別にも有用であることが明らかとなっている.本稿ではICAの測定法,臨床意義につき述べてみたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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