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特集 アレルギーと自己免疫 III.自己免疫疾患 3.自己免疫疾患と検査
1)慢性関節リウマチ
著者: 井上哲文1
所属機関: 1東京大学医学部物療内科
ページ範囲:P.268 - P.270
文献購入ページに移動はじめに
リウマトイド因子は,慢性関節リウマチ(rheumatoid arthritis;RA)に比較的特異的な自己抗体であり,その診断に大きな手がかりを与えるが,大部分の臨床検査所見は単に慢性炎症を反映するものであり,あまり特徴的なものとは言い難い.しかし,炎症活動性の判定や,合併症の有無および薬物療法による副作用の有無を知るうえでは不可欠である.
本稿においては,本疾患の病態,臨床像,診断を概説するとともに,その診療における臨床検査の意義を述べる.
リウマトイド因子は,慢性関節リウマチ(rheumatoid arthritis;RA)に比較的特異的な自己抗体であり,その診断に大きな手がかりを与えるが,大部分の臨床検査所見は単に慢性炎症を反映するものであり,あまり特徴的なものとは言い難い.しかし,炎症活動性の判定や,合併症の有無および薬物療法による副作用の有無を知るうえでは不可欠である.
本稿においては,本疾患の病態,臨床像,診断を概説するとともに,その診療における臨床検査の意義を述べる.
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