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文献詳細

雑誌文献

臨床検査35巻12号

1991年11月発行

文献概要

特集 アレルギーと自己免疫 III.自己免疫疾患 3.自己免疫疾患と検査

2)全身性エリテマトーデス

著者: 安倍達1

所属機関: 1埼玉医科大学総合医療センター第二内科

ページ範囲:P.271 - P.274

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■診断の基準
 全身性エリテマトーデス(systemic lupus erythematosus;SLE)は全身性多臓器障害性炎症疾患である.患者血清中には多彩な自己抗体が出現し,なかんずく抗核抗体はSLEの血清学的特徴でもある.SLEの発症には遺伝的背景,環境の影響が深く関係している.
 SLEでは臨床的には顔面の蝶型紅斑など本症に特徴的なものがあるが,そのような臨床所見は非常に少ない.そのことは検査成績でも同じことがいえる.したがって,SLEを診断するには臨床症状,検査成績を総合して行われるが,分類基準としては1982年改訂のアメリカリウマチ協会の基準が広く用いられている.その基準を表58に示した1)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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