icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床検査35巻12号

1991年11月発行

文献概要

特集 アレルギーと自己免疫 III.自己免疫疾患 3.自己免疫疾患と検査

12)橋本病

著者: 市川陽一1 篠沢妙子2 吉田正2 有川一美2 松下庸次2

所属機関: 1聖マリアンナ医科大学難病治療研究センター診療部門 2慶應義塾大学医学部内科

ページ範囲:P.297 - P.300

文献購入ページに移動
はじめに
 橋本病は代表的な臓器特異性自己免疫疾患であり,血清中には種々の自己抗体が検出される.また,リンパ球機能の異常があり,遺伝的要因の関与を示すHLA抗原との相関が認められる.さらに,免疫異常に基づく甲状腺の破壊があり,甲状腺機能を示す諸機能の異常を伴うことはいうまでもない.
 以下,橋本病に認められる検査異常と発症に関与する免疫能異常についてまとめてみたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?