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文献詳細

雑誌文献

臨床検査35巻12号

1991年11月発行

文献概要

特集 アレルギーと自己免疫 III.自己免疫疾患 3.自己免疫疾患と検査

15)インスリン自己免疫症候群

著者: 稙田太郎1

所属機関: 1東京女子医科大学糖尿病センター

ページ範囲:P.307 - P.310

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はじめに
 インスリン自己免疫症候群(insulin autoimmunesyndrome;IAS)は,平田ら(1970)によって最初に記載された疾患で,①自発性低血糖を主症状とし,②インスリン未使用であるにもかかわらず血中に大量のインスリン抗体が証明され,③低血糖頻発期の血清からは抗体と結合した大量のヒトインスリンを抽出できることなどをもって診断される.1990年2月までにわが国では148例の報告があり,国外の18例に比べると,本症候群はわが国で際立って多いことが注目される.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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