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特集 アレルギーと自己免疫 III.自己免疫疾患 3.自己免疫疾患と検査
15)インスリン自己免疫症候群
著者: 稙田太郎1
所属機関: 1東京女子医科大学糖尿病センター
ページ範囲:P.307 - P.310
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インスリン自己免疫症候群(insulin autoimmunesyndrome;IAS)は,平田ら(1970)によって最初に記載された疾患で,①自発性低血糖を主症状とし,②インスリン未使用であるにもかかわらず血中に大量のインスリン抗体が証明され,③低血糖頻発期の血清からは抗体と結合した大量のヒトインスリンを抽出できることなどをもって診断される.1990年2月までにわが国では148例の報告があり,国外の18例に比べると,本症候群はわが国で際立って多いことが注目される.
インスリン自己免疫症候群(insulin autoimmunesyndrome;IAS)は,平田ら(1970)によって最初に記載された疾患で,①自発性低血糖を主症状とし,②インスリン未使用であるにもかかわらず血中に大量のインスリン抗体が証明され,③低血糖頻発期の血清からは抗体と結合した大量のヒトインスリンを抽出できることなどをもって診断される.1990年2月までにわが国では148例の報告があり,国外の18例に比べると,本症候群はわが国で際立って多いことが注目される.
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