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文献詳細

雑誌文献

臨床検査35巻12号

1991年11月発行

文献概要

特集 アレルギーと自己免疫 III.自己免疫疾患 3.自己免疫疾患と検査

19)天疱瘡・類天疱瘡

著者: 矢尾板英夫1

所属機関: 1自治医科大学皮膚科学教室

ページ範囲:P.317 - P.319

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天疱瘡
 ■概念
 天疱瘡(pemphigus)とは,皮膚ないし可視粘膜に反復性,難治性,弛緩性水疱が多発する自己免疫性疾患である(図104).通常30~60歳代に好発し,病理組織学的には表皮細胞の棘融解(acantholysis)を特徴とする.免疫組織学的には患者皮膚表皮細胞間(原形質膜表面)に免疫グロブリン(特にIgG)の沈着を見,患者血清中には抗表皮細胞間抗体(天疱瘡抗体)を検出できる1)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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