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文献詳細

雑誌文献

臨床検査35巻2号

1991年02月発行

文献概要

今月の主題 脂質代謝異常 話題

不飽和脂肪酸の役割

著者: 二宮一見1 丸浜喜亮1

所属機関: 1岩手医科大学第一内科学教室

ページ範囲:P.169 - P.171

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1.はじめに
 食習慣の欧米化により,肥満や高脂血症が成人のみならず若年者においてもしばしばみられるようになってきている.食餌と高脂血症に関するこれまでの疫学調査では,高コレステロール・高脂肪食がathrogenicであることが示されている一方,動脈硬化症における食餌療法の効果に関する疫学調査では,抗動脈硬化食,すなわち低コレステロール・低飽和・高不飽和脂肪酸食が動脈硬化症をある程度予防することが可能であることを示している.本稿では食餌中不飽脂肪酸の役割について概要を述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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