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文献詳細

雑誌文献

臨床検査35巻2号

1991年02月発行

文献概要

今月の主題 脂質代謝異常 話題

血漿交換療法

著者: 上山裕也1 松沢佑次1

所属機関: 1大阪大学医学部第二内科学教室

ページ範囲:P.174 - P.175

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1.はじめに
 家族性高コレステロール血症(FH)は著明な高コレステロール血症を呈し,しばしば黄色腫や冠動脈疾患を伴う難治性高脂血症であり,特にホモ接合体に対しては有効な治療法が見あたらなかった.1975年Thompson1)らによって初めてFHに対して血漿交換療法が導入され,その有用性が認められて以来改良が加えられ現在急速に普及しつつある.初期には血漿をすべて捨てていたが,現在ではわが国を中心としたカラムの発達により,LDLのみを選択的に除去することが可能となり,LDLアフェレーシスと呼ばれその有用性が高まつている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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