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文献詳細

雑誌文献

臨床検査35巻2号

1991年02月発行

文献概要

TOPICS

新生児の急性相反応物質の正常値

著者: 河野由美1 新沢毅1 白木和夫1

所属機関: 1鳥取大学医学部小児科

ページ範囲:P.187 - P.189

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 新生児感染症,特に敗血症では早期診断,治療が児の予後に大きく影響する.しかし,臨床症状に乏しく非特異的なためその診断は困難なことも多い.急性相反応物質(以下APRと略す)は急性炎症時に増加する蛋白成分で,炎症反応の進行状態を量的に表す指標とされるが,中でもα1―acidglycoprotein (α1―AG),Haptoglobin (Hp),CRPの3種を同時に測定しスコアで判定するAPR―スコアは新生児感染症のスクリーニング法として広く用いられてきている1).以下,APR―スコアに用いられる蛋白を中心に新生児期のAPRについて述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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