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今月の主題 サイトカインと造血因子 技術解説
インターロイキン4(IL-4)
著者: 畠清彦1
所属機関: 1自治医科大学医学部血液学教室
ページ範囲:P.474 - P.477
文献購入ページに移動 インターロイキン4(IL-4)の最近の知見について述べた.1986年にクローニングされて以来,B細胞だけでなく,T細胞自身や単球マクロファージ,肥満細胞,ナチュラルキラー細胞や造血系幹細胞にも作用するT細胞由来のリンホカインの1つであり,その受容体や誘導される遺伝子も単離され,作用機序やシグナル伝達機構の解明が進んでいる.ヒトIL-4活性の測定に伴い,種々の疾病との関連が追究され,ことに高IgE血症や免疫不全症に関与している可能性が高く,今後の研究が興味深い.
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