文献詳細
今月の主題 サイトカインと造血因子
技術解説
文献概要
われわれは,マウスおよびヒトにおいてインターロイキン5(IL-5)の測定を特異性と感度に優れたELISA法により行っている.IL-5はマウスにおいてB細胞分化増殖因子として分離精製されたが,IL-5トランスジェニックマウスを作ってみると,確かに血中IL-5濃度と免疫グロブリンの増加に相関をみた.特に,ヒトにおけるIL-5の測定は,IL-5のin vivoでの役割,疾患とのかかわりを知るうえで有用と思われ,今後,さまざまなアレルギー疾患などで測定を行う予定である.
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