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文献詳細

雑誌文献

臨床検査35巻5号

1991年05月発行

文献概要

今月の主題 サイトカインと造血因子 技術解説

腫瘍壊死因子(TNF)

著者: 川上正舒1 早田邦康1

所属機関: 1自治医科大学大宮医療センター動脈硬化代謝科 2自治医科大学大宮医療センター外科

ページ範囲:P.494 - P.498

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 TNFは腫瘍細胞を障害するモノカインとして注目されたが,現在では,正常細胞においても炎症や代謝異常にかかわる多彩な作用を示すことが知られるようになってきた.したがって,患者の血液や髄液中のTNF濃度を測定することは,さまざまな病態におけるTNFの役割を理解するうえで重要である.現在,生物活性の測定法とELISA,RIAが用いられているが,感度の点でこれらの測定値の臨床的意義づけは難しい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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