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文献詳細

雑誌文献

臨床検査35巻5号

1991年05月発行

文献概要

今月の主題 サイトカインと造血因子 話題

インターロイキン7(IL-7)

著者: 松橋信行1

所属機関: 1東京大学医学部第三内科学教室

ページ範囲:P.504 - P.506

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 1988年骨髄細胞長期培養の系を用いて前駆B細胞増殖因子としてIL-7が分離され,遺伝子がクローニングされ,特異的なレセプターも同定された.IL-7単独ではpre-B細胞の増殖とpre-B細胞から成熟B細胞への分化を支持した.pro-B細胞は間質細胞存在下にIL-7反応性を持つ.IL-7はCD48前駆T細胞と成熟T細胞の増殖を補助因子(co-factor)として支持した.胸腺臓器培養ではIL-7がCD48細胞の細胞群に特異的(lineage-specific)な分化/増殖因子である可能性が示唆された.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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