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今月の主題 サイトカインと造血因子
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文献概要
インターロイキン8(IL-8)は,好中球の遊走を促進する新たな因子として発見されたペプチドである.遺伝子組み換え技術により大量に発現されたIL-8を用いることによって,IL-8が好中球の細胞内酵素の放出を引き起こすほかに,T細胞・好塩基球の遊走と好塩基球からのヒスタミン放出も引き起こすことが判明した.本稿ではIL-8の物理生化学的性状,生物活性,測定法およびその臨床的役割について概説を加えた.
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