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文献概要
今月の主題 サイトカインと造血因子 話題
インターロイキン9(IL-9)
著者: 北村聖1
所属機関: 1東京大学医学部臨床検査医学教室
ページ範囲:P.511 - P.513
文献購入ページに移動 インターロイキン9は,ヘルパーT細胞の増殖因子としての活性のほか,マスト細胞の増殖因子,赤芽球系造血因子としての作用が知られており,多系統の細胞に働くことからインターロイキンの中に入れられている.マウス,ヒトともに遺伝子がクローニングされ,一部受容体の性状も明らかにされている.作用はIL-3と類似しているが,特徴として標的細胞が非常に制限されており,細胞障害性T細胞や,非刺激状態のT細胞に対してはまったく作用を示さない.
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