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文献詳細

雑誌文献

臨床検査35巻5号

1991年05月発行

文献概要

資料

セルフリーIL-2R―可溶性ヒトィンターロィキン2受容体(sIL-2R)の測定法

著者: 小原侃1

所属機関: 1山之内製薬(株)開発本部診断器薬開発部 2

ページ範囲:P.539 - P.544

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 セルフリーIL-2Rは米国T Cell Sciences社により開発されたヒト血清中の可溶性インターロイキン2受容体を測定するビーズ固定化抗体を使用するサンドイッチ酵素免疫吸着法である.インターロイキン2受容体はαおよびβの2種類の糖蛋白質複合体として活性化T細胞上に発現するが1,2),T細胞活性化プロセスの進行とともに血中に可溶性の分子として遊離される3,4).この血中に遊離される可溶性インターロイキン2受容体の量はT細胞の活性化の消長を示す良い指標となることが知られている.本報告ではこのヒト血清中に存在する可溶性IL-2受容体(sIL-2R)を定量するセルフリーIL-2Rの測定法について紹介する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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