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文献詳細

雑誌文献

臨床検査35巻7号

1991年07月発行

文献概要

今月の主題 呼吸器疾患と臨床検査 呼吸器感染症

マイコプラズマ肺炎

著者: 中村昌弘1

所属機関: 1久留米大学古賀病院附属医学研究所

ページ範囲:P.709 - P.714

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 マイコプラズマ肺炎はM.Pneumoniaeによる感染症である.比較的密接な接触が必要な水平感染で,家族内感染,学校内感染例が多い.合併症がなければ,予後は良好である.この感染症では,特に,なるべく速やかで確実な診断が要求され,この具的のために最近,DNAレベルの診断法が開発されつつある.細菌細胞壁を欠くので,ペニシリンなどは無効で,蛋白合成阻害剤が治療に用いられる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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