icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床検査35巻7号

1991年07月発行

文献概要

資料

髄鞘のための抗myelin basic protein(MBP)による免疫染色とluxol fast blue(LFB)染色との比較

著者: 大谷静治1 賀来亨2 池田真美1 佐藤昌明3 水無瀬昻4 佐藤昇志15

所属機関: 1札幌医科大学中央組織学研究室 2東日本学園大学歯学部口腔病理学講座 3札幌医科大学病院病理部 4NTT札幌病院臨床検査科 5札幌医科大学第一病理学講座

ページ範囲:P.779 - P.782

文献購入ページに移動
 神経線維の髄鞘染色には現在luxol fast blue染色と髄鞘膜蛋白を免疫組織化学的に証明する方法が行われている.われわれはこの両者の染色性の特性を検索することにより,目的に応じた染色方法の選択を検討した.その結果,luxol fast blue染色は主に脱髄疾患などの,一度髄鞘が形成された後の病変の検索に有用であり,一方腫瘍などには免疫組織化学的な染色法が有効であると思われた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?