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文献詳細

雑誌文献

臨床検査35巻8号

1991年08月発行

文献概要

今月の主題 真菌症 カラーグラフ

真菌の形態学

著者: 山口英世1 内田勝久1 渋谷和俊2 楠俊雄3

所属機関: 1帝京大学医学部医真菌研究センター 2東邦大学医学部附属大橋病院病理部 3くすのき皮膚科

ページ範囲:P.806 - P.809

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 真核生物に属する真菌は,細菌(原核生物)に比べてはるかに大型の細胞から成り,しかも大部分の真菌(糸状菌)においては多細胞性の栄養形(菌糸)発育が見られる.加えて,真菌は菌群や菌種に特異的な様式と形態をもつ胞子形成を行う.これらの形態学的特徴は,臨床材料から直接作製した標本において,また培養標本ではさらに詳細に,光学顕微鏡下で観察され,真菌症の診断や原因菌の同定に役だつ.こうした標本に適切な染色法を施せば観察はいっそう容易になる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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